【MO:Astray】ストーリー考察

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ネタバレ要素を多分に含みます!というかネタバレしかありません。結構長くなってしまうので先に考察をざっくりまとめてしまいましょう。細かい話はそのあとにします。※記事を投稿した時点ではシリウスの遺体が発見できずにいましたがやっと発見できたので一部修正しています。

レビュー記事はこちら!

考察:ストーリーのあらすじ

イラーラ・シェリーがグリーンベル所長率いるW.B.Labに所属

所長はRMF流体を研究しており人間を材料としていた。

イラーラが最適な材料として犠牲になる。ELF生命体の完成。

ELF生命体が暴走。艦隊が元の時間軸から外れる。

元の時間軸に戻るためELF生命体の完全なコントロールが必要となる

紫色の植物(神経毒)の研究を始める

W.B.Labのメンバーであるシリウスが同メンバーのアスカ、ハーパーを殺害。その際の銃弾で植物の胞子が艦内に漏れ出す。シリウスはその後消息不明。→神経毒によって死亡

宇宙艦スタッフは全員死亡。代わりに星の住人である生息者が棲み始める。宇宙艦に残された自動防衛プログラム「ディラン」と衝突。

MOの誕生(ゲームの始まり)

イラーラ(ELF生命体)の意志に操られ彼女の解放を目指す

では、以下細かい考察です。

イラーラ・シェリー

ストーリーを考察するうえで大事なのが収集要素である「記憶の欠片」です。これはラスボス後に「これを返すね」というプレイヤーのセリフとともに持ち主に返されます。すべての欠片を集めていればエピローグでこれがイラーラ・シェリーのものであることが分かります。

つまりこの物語はイラーラが強く関わっている物語です。まずはイラーラの略歴を整理していきましょう。用語については英語版を確認すると以下の通りです。

EF流体(Extremergy Fluid)
RMF流体(Raw Matter Fluid)
ELF生命体(Extremergy Life Form)

EF流体専攻の研究者(記憶の欠片07)

マンティスグループに所属しEF流体を利用した効率の良いエネルギー生産を研究(記憶の欠片03)

研究が軍事転用される(記憶の欠片07)

本意ではないと脱退(記憶の欠片05)

W.B.Labに所属する(記憶の欠片09)

W.B.Labはグリーンベルが所長を務める研究機関でメンバーはハーパー、アスカ、シリウスがいます。当初は仲良く研究している姿(過去の出来事「かつて」)が描写されていますが徐々に不穏な空気が漂い始め、グリーンベル所長が人道から外れた研究を推し進めていることが伺えます(記憶の欠片18以降)

ここまでがストーリ上の起承転結の「起」に当たる部分です。ちなみに軍事転用されたEF流体は第4章で登場する防衛機体の駆動源として利用されていることがスキャンすると分かります。

W.B.Labの研究

さてここから「承」の部分です。グリーンベル所長が進めていた研究はEF流体に続く革新的なエネルギー生産となるRFM流体(記憶の欠片01)です。しかしその実験には少なからず命を犠牲にしていました。つまり人体実験を繰り返していたわけです。(記憶の欠片21)

イラーラはその実験方法に反発し、犠牲を伴わない別の方法を探すためシリウスとともに研究を続けました。(記憶の欠片20~27)しかし残念なことにグリーンベル所長のRMF流体の実験に最も高い適合率を示していたのがイラーラであり、所長自ら手を下し、実験の材料として犠牲となりました。(記憶の欠片28、過去の出来事「贖罪」、エピローグ)

この後はRMF流体という言葉は消え、代わりにELF生命体という単語が登場します。明確な描写はありませんでしたが、おそらくイラーラが犠牲になった実験で完成したのがELF生命体と考えれます。過去の出来事「序章」の最後のページで漆黒に包まれた物体がイラーラではないでしょうか。(記憶の欠片28)

ELF生命体の暴走

完成したかに見えたELF生命体ですが、コントロールはうまくいかなかったようです。執政官がW.B.Labを訪れた際に実験をしたところ、ELF生命体暴走を起こし宇宙艦隊が甚大な被害を受けることになります。宇宙艦は星に墜ちてしまい、何よりも事態が深刻となってしまったのは「元の時間軸から外れてしまった」ことです。(記憶の欠片28~30、過去の出来事「余波」)

※過去の出来事「余波」で「交戦協定」という言葉が出ているため戦闘が起きたとも考えられますが、同出来事での所長のセリフと感染者サム・ポールの記憶をヒントに考えると、ELF生命体が暴走したと捉えるほうがしっくりきます。

ここからグリーンベル所長の目標が「元の時間軸に戻ること」となり、そのためにはELF生命体のエネルギーが必要となります。そのためにはいかなる可能性も逃さない態度となってしまいます。(過去の出来事「ディラン」)

その一つがハーパーが見つけた植物です。グリーンベル所長はこの植物を「人類の神経系統のコントロールに利用できる。ELF生命体のコントロールにも役立つかもしれない」と研究を推し進めていきます。(過去の出来事「ディラン」)しかし、これが後に全ての宇宙艦スタッフを蝕むことになる紫色の植物なのです。

やがてW.B.Labは紫色の植物を利用してキメラ獣を作り上げるなど人体実験を繰り返していきます。しかし、そんなやり方に異議を唱えていたメンバーがいます。それがイラーラと、最期まで研究を共にしていたシリウスです。(記憶の欠片28)

動機は明確ではありませんがイラーラの復讐だったようです。シリウスはアスカ、ハーパーを殺害してしまいますハーパーを殺害したときに銃弾が紫色の植物のカプセルに命中したため胞子が艦内に蔓延する事故に繋がります。(感染者アスカ、ハーパー、シリウスの記憶)

ハーパーを殺害した後シリウスはグリーンベルを探しに行きますが、ここで消息不明となります。ゲーム内でもグリーンベルとシリウスの死体は見つかりません。ここまでが起承転結の「転」ですね。

誰もいなくなった宇宙艦、棲み付いた生息者

ELF生命体の暴走、未知の植物による神経毒の蔓延によりほぼ全員が死亡またはゾンビ化してしまった宇宙艦ですが、代わりに棲み付いたのが星に棲んでいた生息者たちです。彼らには植物の神経毒が効きません。それもそのはず、彼らの星の植物だからです。

生息者たちは外来からやってきた人間たちのことを「空の人」と呼び、災いをもたらしたものとして死体を槍に突き刺してさらし者にしていました。

しかし生息者たちは誰もいなくなったはずの宇宙艦で誰かと戦っていたようです。それが中央制御プロトコルである「ディラン」です。かれはグリーンベル所長の命令により名簿にない宇宙艦スタッフや未知の生命体を駆除するよう設計されています。(過去の出来事「ディラン」)

結末はプレイヤーの手で

ディランと生息者が戦っているなか生まれたのがMOです。実際にゲームでは生きた宇宙艦スタッフはおらず、感染者やキメラ獣、生息者たちをかいくぐって進んでいきます。

ストーリーの時間軸としてはこのあたりのタイミングで間違いないでしょう。つまりゲームの内容としてはここより前の記述を追っていく物語となります。どんなエンディングだったかは、ここで言う必要はありませんよね。

そもそもなんでMOが生まれたかについては、MO自体がイラーラの分身のようなもので、彼女がグリーンベルを探しに行くために解放するようずっと仕向けていたのだと考えられます。

そして最期まで謎だったのがMOの名前の由来です。誰かのイニシャルかとも思いましたが感染者リストにはそのような名前はいませんでした。イラーラは初めは「おチビちゃん」と呼んでいましたが途中からMOと呼び始めます。なのでイラーラの周辺がヒントになるかと思いますが…ちょっとこれについては謎のままですね。

muramasa

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