【Orangeblood(オレンジブラッド)】弾丸とクラブ音楽で生きるあぶない奴らのRPG

価格:1,999円
言語:公式日本語対応
プラットホーム:PC

ざっくばらんに説明すると・・・

  • かわいくて血の気の多い女の子たちのターン制RPG
  • ツクール製を思わせない豊かなピクセルアート
  • 日・米・中・韓・露のマフィアが睨みを効かせる

【どんなゲーム?】

オレンジブラッドは沖縄近海にある「ニュー・コザ」という人工島を舞台にしたRPG作品です。そもそもこの島は日本が戦争中、対中戦線のために造った島だったのだけれど戦後の混乱で様々な国のマフィアが入り乱れていった歴史があります。もちろんフィクションですが。

その結果ロクでもない連中が集まって、銃やクスリや少しばかり高価な小麦粉で経済が成り立つ島となりました。今作の主人公は、そこに仕事でやってきたトリガーハッピーな「ヴァニラ」です。彼女はクライアントである「アイスマン」に人工島の調査を命じられ、ときに各国のマフィアと弾丸による交渉をしながら、島に隠された歴史を暴いていきます。

バトルシステムは王道のターン制RPGで弱点属性やステータス異常を駆使することで戦闘を優位に進めていくことができます。そして装備品はボーダーランズのように様々な効果を持ったアイテムがあり、唯一無二のユニーク武器も登場します。単に攻撃力が高い武器ではなく属性やその装備の持つ効果を考慮することが攻略のポイントです。

そしてなんと言っても魅力的なのがクラブミュージックを多用したサウンドですね。ヴァニラとすぐ仲間になる「マチコ」はDJということもあるのかBGMにはこだわりを感じますね。トリガーハッピーでアブない連中の物語を引き締めるディープなサウンドは、他の作品を寄せ付けない特筆すべき点と言えるでしょう。

【どんな人におすすめ?】

緻密なドット絵に目が奪われて気付かなかったのですが本作はRPGツクールによる作品だそうです。なのでバトルシステムは王道なターン制RPG。クリア時間は約9時間でした。

属性はファイヤー(炎)・ショック(電気)・クリオ(氷)とこれもまたボーダーランズ風の3属性が用意されていて、相手の弱点属性を用いることで効率的にダメージを与えることができます。ちなみにバトル中にいつでも敵の情報を確認できる親切設計。

敵のレベルはおよそパーティメンバーの平均値となるのでレベル上げ作業はほとんど必要なかったですね。ただしシナリオクリア後のやり込み要素については敵のレベルが極端に上がるので作業が必要です。

サブクエもありますがメインの目的地はマップで緑色で示されるので迷うことはありません。戦闘のコツや部期の特性など細かい要素の説明はガンショップの奥にある射撃場のカネヒラに話しかけるといろいろと聞くことができます。

【ゲームを終えて、考えたこと】

本作で舞台となるニュー・コザについてはレビューの冒頭で触れましたが、ゲームの会話を聞くと本島がどんな様子なのか想像できるのがおもしろいですね。ことさら音楽文化にも触れているのがこの作品ならではでしょう。

ヴァニラたちが沖縄近海の人工島で銃や刀を振りかざしている一方で、本島では日・米・中・韓・露の政治が渦巻き、そこで振り上げられた拳がニュー・コザで降ろされているような気がします。各国のマフィアたちが縄張り(シマ)やシノギを争うストーリーは暴力的な一方で知的な一面も垣間見えるのです。

ヤザワが単独でスマイルベーカリーを襲って敵のシノギを手に入れた後、復讐に対抗するためにヴァニラ、すなわちクラブ・シャングリラと共同経営を提案したのは「龍が如く」を思わせるほど見事な立ち回りでしたね。

muramasa

2,000円以下でも深い味わいのある作品を紹介しています!ブログ「ゲームはリビングで。」を見て新たな作品と出会えるように更新していきます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする