【Coffee Talk】心をあたためるコーヒーと”ちょうどいい距離感”を提供するノベルADV

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価格:1,320円
言語:公式日本語対応
プラットホーム:PC、Switch、PS4、xbox one

【どんなゲーム?】

Coffee Talkは喫茶店のバリスタとなってお客様に特別な一杯を提供しながら会話を楽しむノベル系のゲームです。ちなみにお店の名前が『Coffee Talk』。

この世界では人間だけでなくエルフや吸血鬼、オークや人狼まで様々な種族が平和に共存しています。しかしながら、人間の人種間の摩擦と同じように、異種族間でも差別や争いの歴史があったことが新聞や会話から読み取ることができます。そして一部の差別や小競り合いは今も残っていて、一見、ファンタジーなようでしっかりと地に足ついた世界観です。

Coffee Talkにもいろんな種族のお客様が来ます。他愛なく会話する客、静かに一服するだけの客、悩みを打ち明ける客。それでもほとんどのお客様は気持ちを落ち着けるためにコーヒーを求めてやってきます。

そして、何度か通ううちにバリスタやほかのお客様とも打ち解けていく過程がドラマチックに描かれています。初めて出会うお客様同士が一つ席を空けて座ってたのに次の日には隣に座っていたりするのを見ると、心の距離感が伝わってきてこちらの気持ちもあたたかくなりますね。

特徴的なのが、ストーリーの分岐が会話の選択ではなく、どんな一杯を提供するかでエンディングが変わります。『Va-11 Hall-A』の言葉を借りれば「人生を変える一杯を」ってやつですね。基本的にはお客様の望む材料を使って提供すればグッドエンドに辿り着けると思いますが。

深夜から開業するこの喫茶店では一日の熱を冷ましに客がやってきます。ここでは誰もが家族のように会話します。でも家族じゃないからこそできる会話もある。会話を休みたければコーヒーを飲めばいい、ここには”ちょうどいい距離感”が提供されるのでしょう。

【どんな人におすすめ?】

念のため言っておくと経営シミュレーションではありませんのでご注意を。レシピは様々ありますが材料費とか収益とか考える必要はありません。経営の先行きを心配されることはよくありますけど。

クリア時間は6時間でした。2020年9月22日から10月4日までの10日間をプレイしていきます。そして2週間後の10月18日にエンディングという流れですが、マルチエンディングなのでプレイヤーの選択で結末が変わります。

ノベル系が好きだったり世界観を考察するのが好きな人、そして人の話を聞くのが好きな人にもおすすめです。

【進め方のヒント!】

最初はほんの一部のレシピしかアンロックされておらず自分で試行錯誤してレシピを見つけなければなりません。レシピの発見自体はゲームに関わってこないのでエンドレスモードのフリーで先に全部発見しておいてもいいと思います。

レシピ一覧はこちら

ストーリー・実績攻略ガイドはこちら(ネタバレ注意)

一応ストーリー中は1日5回まで作り直せるので、まずは自分でレシピ開発にチャレンジするのも、もちろん醍醐味です。

【ゲームを終えて、考えたこと】

様々な種族が共存するコーヒートークの世界ですが、俯瞰して見ればこのゲームで語られるエピソードはありふれた話題が多いです。結婚に反対する家族の話、娘を心配する父親の話、筆の進まない作家や進捗に頭を抱えるゲームプログラマーなどなど。種族を超えても抱えている悩みは案外共通しているのかもしれません。

それでもこの作品が魅力的なのはキャラクターひとりひとりに丁寧にスポットを当て続けているでしょう。

もちろん種族が違うからこそ生じる摩擦もあります。エルフのベイリースとサキュバスのルアのカップルなんかがそうですね。カウンターでの会話からそれぞれ種族の特徴や暮らしぶりが見えてくるのも丁寧な脚本の賜物でしょう。

お店のカウンターで初めて会って表面的な部分しか見えなかったのに、会話を続けるとどんどん奥行きが見えてきて愛着がわいてきます。そのプロセスを大事にしている点に作者の愛が垣間見える気がします。私はジョルジ巡査の気さくで父親として器の大きい雰囲気が好きですね。

あと、このゲームを通して知ったのですが「チルポップ」と呼ばれるヒーリングのような優しくディープ、そしてジャジーな音楽も素晴らしい。サントラ予約すればよかった。

muramasa

2,000円以下でも深い味わいのある作品を紹介しています!ブログ「ゲームはリビングで。」を見て新たな作品と出会えるように更新していきます!

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