【オリとくらやみの森】大自然の命を繋ぐオリの物語

価格:2,000円(現在購入できるのはOri and the Blind Forest Definitive Editionとなっています。)
言語:公式日本語対応
プラットホーム:PC、Swich、xbox one
ざっくばらんに説明すると・・・
- 猛々しい大自然で命を繋ぐ動物たちの物語
- 様々な自然環境を舞台にした手応えあるアクション
- テーマ曲は必聴!
【どんなゲーム?】
本作は豊かな自然界を舞台にした2Dアクションですが、舞台の醍醐味は自然界の荒々しさや弱肉強食の猛々しさが描かれているところです。雰囲気が全く違いますが、自然界を舞台にした様々なギミックが用意されている点は「ドンキーコング」と同じかも。
物語としては、小さな主人公であるオリはナルと出会い、親子のように幸せに暮らしていましたが、フクロウの行動によって森のほとんどが枯れ落ちてしまい、食糧すら満足に集められなくなってしまいました。
そしてナルはオリのために最後の木の実を残して息を引き取ってしまいます。小さなオリは自分の力だけでは厳しい自然界を生きていくことができず死に瀕してしまします。呼吸が徐々に薄くなろうとしているその時、森の精霊の力によってオリが息を吹き返します、ひとつの使命を託して。
オリは精霊が失った「光」を取り戻すため、その呼び声を頼りにニブルという大自然を渡り歩く冒険が始まります。

【どんな人におすすめ?】
本作は様々な気候、地域を舞台にした2Dアクションで童話のような世界観ですが、意外に手応えのあります。リスポーン地点はおよそどこでも作ることができるので敷居は低くデザインされているのも特徴的ですね。
クリアまではおよそ7時間でした。実績が豊富に用意されているのでやり込み要素もあります。救済措置が無いのでアクションが苦手な人にはおすすめしにくいかもしれませんが、そんな人でもエンディングまでたどり着いてほしいくらい感動できる作品です。
そして最も推したいポイントはオーケストラによる壮大な演奏で完成されたテーマソングですね!インディーズのなかではトップ3に入るくらい完成度の高い楽曲だと思います。前奏で猛々しい自然環境を表現しながらも、そこに力強く生きようとする命のしたたかさを感じ取ることができ、本当にこのゲームにマッチしていると思いました。Youtubeにメイキング映像と構成されたミュージックビデオがありますのでぜひ聞いてみてください。https://youtu.be/XwyMDlTrNWY

【ゲームを終えて、考えたこと】
本作は自然の背景も登場するキャラクターも童話のようなデザインですが、アクションゲームとしては難易度は高めです。しかしこれはテーマに一致していると思っていて、弱肉強食であったり容赦ない自然環境を表現した結果が難易度としてプレイヤーに伝わる設計になっていると言えるでしょう。
その厳しい自然環境をプレイを通して実感してもらう、だからこそ「命を繋ぐ」という動物本能が浮き彫りになる。これこそがゲームのストーリーを強く印象付ける大事なポイントだと思いました。この物語自体が自然ドキュメンタリーを見ているかのような印象です。
最初にプレイしたのは配信されてすぐ、今から5年前くらい前でした。今回は新作が登場するので改めてクリアまでやりましたが今でも余裕で通用するクオリティだと実感しましたね。それに新作のトレイラーを見る限り前作から続く要素があるようなので、前作をプレイしておいたほうがより楽しめるかも。
ちなみにこの記事を投稿するのが新作の配信日になるのでこのあと早速【Ori and the Will of the Wisps】をプレイしたいと思います!
