【Ori and the Will of the Wisps】前作を超える大自然メトロイドヴァニア

言語:公式日本語対応
プラットホーム:PC、xbox one
ざっくばらんに説明すると・・・
- 前作を超えるスペクタクルなメトロイドヴァニア
- 友を救い、大自然のバランスを取り戻すオリの冒険
- バトルやクエストシステムなどRPG要素も
【どんなゲーム?】
本作は「オリ」という白い小動物のような光の精霊が主人公のメトロイドヴァニアです。内容的には2015年に発売された「オリとくらやみの森」の続編にあたります。
物語の冒頭ではフクロウの友達と一緒に空を駆け巡りますが途中に嵐に合ってニウェンという森に落ちて離れ離れに。プレイヤーの冒険はここから幕が上がります。
森の中にある燦然(さんぜん)と輝く聖樹があり、オリの中に眠っていた力が目覚めると様々な能力が加わっていきます。森の住民が言うには「樹は光の精霊であるオリを覚えている」とのこと。偶然にも落ちたその森にはオリの運命を解き明かす秘密があるのかも。
本作で冒険の舞台となるニウェンでは森や沼地をはじめ、荒野、雪山といった様々なエリアがあります。そこに住むたくさんの仲間の力を借りて、行く手を阻む動物を倒し、パズルを解いたりしながら進めていきます。
前作に続く、過酷な環境を生き抜くオリたちの物語が心を打つに違いありません。そして、私からは前作「オリとくらやみの森」をプレイしておくことを強くおすすめします!

【どんな人におすすめ?】
クリアまでは14時間でした。メインストーリー以外にもサブクエストや収集要素もあるのでボリューム感があります。実績には「死亡せずにクリアする」など、縛りプレイのようなものもあるのでやり込みゲーとして楽しむこともできます。
そして今作で特筆すべきなのはやはりバトルですね。比較的スピーディなアクションが求められる「オリ」シリーズですが、バトルでも素早い判断とアクションが必要です。スキルの中には地形を破壊できるものもあるのでいろいろと試してみるといいでしょう。
それでいて自分の戦闘スタイルに合わせてスキルをいつでも組み替えることができるので、いわゆるアクションゲームらしさを味わえるようになっていところが良い点ですね。

【ゲームを終えて、考えたこと】
前作は自然の脅威から逃げるシーンが多い印象でしたが、武器を使い自ら道を切り開くようになった今作は、まさにオリの運命が次のステージに移ったと感じさせる作品となりました。私が前作をプレイしておくことをおすすめする理由はそこに尽きると言っても過言ではありません。
そういったストーリー面での継続性だけでなく、バトルや様々なクエストを追加してRPGらしさを増したゲーム性についても進化を遂げていて、前作プレイヤー全員を唸らせる仕上がりだと思います。
グラフィック面についても、キャラクターが動くラインだけでなく手前や奥にぶら下がる枝葉まで風で揺れ動き、様々な動物の鼓動を感じる豊かな音響は、キャラクターを動かさずとも前作から大幅なクオリティアップを感じることができます。
ありとあらゆる面で、前作を引き継ぎながらも、前作を超えてきた最新作です。これをプレイしない理由はないでしょう。
