【The First Tree】良かったのはタイトル画面までだった

価格:1,000円
言語:公式日本語対応
プラットホーム:PC

ざっくばらんに説明すると・・・

男が夢で見たキツネの世界を体験するアドベンチャー
男の記憶とキツネの世界がリンクする?
唐突に始まるピロートークに困惑

【どんなゲーム?】

このゲームはキツネが主人公で大自然を駆け巡る動物アドベンチャー…と思いきや男女のピロートークが終始繰り広げられる詩的なアドベンチャーでした。

ゲームとしてはもちろんキツネが主人公となり山岳を駆け回るんですが、同時に、ジョセフという現実世界の主人公が存在しており、キツネの世界とジョセフの過去がリンクしながら物語が進んでいきます。

ゲームの内容を少し具体的に説明すると、キツネの世界で光っている地点に向かうとアーティファクトが地面に埋まっており、そこから出てきたアイテムがジョセフの記憶とリンクしておりエピソードが語られていきます。例えば、おもちゃが出てくれば子ども時代の家族との思い出といった具合に。

様々な記憶を後悔するように語るジョセフですが、パートナーであるレイチェルは彼を優しくフォローしていきます。彼女は後悔によって纏わり付こうとするジョセフの孤独感を和らげようと彼の話に耳を傾けます。

キツネの世界で最後の物語に辿り着くと夢が終わり目が覚めます。ジョセフは後悔した過去を見つめ直し、再び前へと進もうとします。

【どんな人におすすめ?】

かなり雰囲気ゲーム色が強い作品なので雰囲気を味わいたい方にはおすすめかもしれません。クリアまでは2時間もかからないので短くサクッとプレイできます。

しかし私はおすすめしません。キツネを操作するオープンワールドなゲームですがバトルなどはなく申し訳程度のプラットフォーム要素があるくらいです。ゲーム性を求めてしまうとがっかりするし、内容も理解しにくく、キツネを動かくことも退屈になってしまいました。

キツネの世界とジョセフの記憶がリンクしているようなのでそれぞれの世界の出来事を照らし合わせることでより深く理解できるかも。

【ゲームを終えて、考えたこと】

このゲームの感想を短くまとめるなら「良かったのはタイトル画面まで」といった感じです。Steamのレビューは非常に好評みたいですが自分には全くハマりませんでした。

まず動物たちによる命の物語、生態系豊かな自然の音が聞こえてくるのかと思いきや、最初に聞こえてきたのは男女のピロートーク。冒頭から困惑してしまってそれが説明されるわけでもなくゲームは続いていきます。

周囲を見渡せば光り輝くスポットが見えるのでそこに行けばいいということは分かりました。ゲームはそれでなんとかクリアはできます。しかしながら、2世代くらい前ののっぺりグラフィックは単調さであふれていて段々移動も苦痛に。

しかもオープンワールドなので遠くに見える場所までひたすら長距離移動です。途中でイベントが起きるわけでもなく本当にただ移動するだけ。

やっとのことで辿り着いてみればどこの馬の骨も分からない男(ジョセフ)の昔話を聞かされるんですよ。そしてジョセフの後悔を「そんなことないわよ、大丈夫よ」とフォローしてくるレイチェルの存在、そもそも男女のピロートークを唐突に聞かされること自体どうかしている。

キツネの世界はもっと凝縮できたはずだし、ジョセフに興味が持てるような構成もできたはず。せめてキツネが現れる前のプロローグにあらすじを仕込んでおけば、ピロートークがキツネ界の会話なのかどこか別の世界の会話なのか戸惑うこともなかったと思う。ジョセフに興味が持てなければ当然ジョセフの過去にも興味を持てるはずがありません。

レビューを見るとキツネの世界とジョセフの世界がリンクしているようですが、いまいちピンときませんでした。生物としてはリンクしてるかもしれないけど、建築家を目指したジョセフとキツネにどういった共通点があるのか、それすら興味が湧く前に終わってしまった。なにかもっと別の表現があったんじゃないかと思ってしまう作品でしたね。

muramasa

2,000円以下でも深い味わいのある作品を紹介しています!ブログ「ゲームはリビングで。」を見て新たな作品と出会えるように更新していきます!

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