【Necrobarista】時間とコーヒーが紡ぐ淡い愛の物語

価格:1,980円
言語:公式日本語対応
プラットフォーム:PC、Switch、iOS

ざっくばらんに説明すると・・・

  • 死者が立ち寄るカフェ
  • 死者がいられる時間は24時間
  • バリスタが時間を巻き上げる理由は?

【どんなゲーム?】

ネクロバリスタは死者が”あの世”に行く前に立ち寄るカフェを舞台にしたビジュアルノベル。カフェ『ターミナル』は死者と生者が共存できる唯一の場所、しかし、死者が居られるのは24時間というルールがあります。言い換えれば、死者は24時間を迎えたらあの世に行かなければならないということです。

このカフェを営むのはネクロマンサーのマディ。作品によってネクロマンサーの定義が微妙に変わってきますが、ここでは「死者に残された時間を操れる人」という感じに理解しておけば大丈夫だと思います。ちなみにネクロマン”シー”は魔術のことでネクロマン”サー”はその魔術を使う職業のこと。

マディはコーヒーの知識もネクロマンシーの知識も博識で、行政の圧力も跳ね退けるほど芯の強い女性。しかも、死者の24時間ルールは死の評議会に厳しく監視されているにもかかわらず、カフェの地下ではナイフゲーム(自分の指の間にナイフを突き立てるやつ)で死者から時間を巻き上げるというグレーな行為もやってるという。

彼女がそういったリスクを冒してまで時間を巻き上げる理由は何なのか?今作はある死者がカフェにやって来たことで、ひとつの結末を迎えるまでのストーリーを体験することができます。

本作はビジュアルノベル作品となりますが、単なる紙芝居ではなく、モーションが加わったアニメチックさが特徴です。シャフトアニメの物語シリーズを感じさせる、読み手を飽きさせない演出の工夫が楽しかったですね。

【どんな人におすすめ?】

クリアまでは4時間くらいでした。物語のメインとなるノベルパートと、喫茶店を歩き回りながらサイドエピソードをアンロックしていく探索(のような)パートがあります。サイドエピソードはあくまでおまけなので無理にアンロックしなくても、本編には影響ないので大丈夫です。

また、物語は分岐のないストーリーなのでアニメを見ているような感覚に近いかもしれません。身構えずに味わうのがいいでしょう。

音楽は『メイドインアビス』や『Florence』を手掛けたケビン・ペンキンによる表情豊かなサウンドが揃っていて音楽だけでも楽しい。

あと、作中で説明がなかったのであらかじめ補足しておきます。

  • 黄色いワードはクリックすると解説やモノローグが読める。
  • 矢印キーの左で5回までセリフを戻せる。
  • テキストの自動送りがないので人によってはちょっと面倒かも。

【ゲームを終えて、考えたこと】

終始小気味よいセリフに囲まれて、最後も爽やかなエンディングだったのでとてもよかったですね。

先ほども少し言いましたが演出も印象的でした。単にキャラクターにフォーカスしたアングルだけでなく、カメラを急に引いたりしていろんなカメラワークを差し込んだり。

その辺はシャフトアニメの物語シリーズの手法に似ていて、セリフが長いシーンでも聞き手(読み手)を飽きさせない演出で工夫をしているところもおもしろかったですね。

ちなみに登場人物にネッドという元野盗がいますが、オーストラリアの実在の人物だそうです。ウィキペディアで調べた程度ですが、見た目も性格もどうやら史実に基づいているらしい。オーストラリアのメルボルンを舞台として設定しているだけあってその辺の文化も色濃く反映した作り込みを感じますね。

あと探索パートでカフェを歩き回れるんですが、内装がもう素敵すぎるんですよね…。開放感に優れたウッド調の内装で、大木を囲うようにカウンター席があったり、スチームパンクな風景が見渡せるカウンター席まで。観葉植物をおしゃれに壁掛けした席や本棚に囲まれた席、ビリヤード台まであるんですよ?VRで没入したいクオリティですよね。コーヒーを楽しむためのVRゲームがあったらおもしろいかも。

muramasa

2,000円以下でも深い味わいのある作品を紹介しています!ブログ「ゲームはリビングで。」を見て新たな作品と出会えるように更新していきます!

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