【タイニーメタル 虚構の帝国】奥深い戦略性はまるで将棋

価格:1,800円
言語:公式日本語対応
プラットフォーム:PC、Swich

ざっくばらんに説明すると・・・

  • カジュアルポップだけど奥深いターン制ストラテジ
  • 攻撃だけでなく資金増資やユニット生産などリソース管理も重要
  • 役割が明確で種類が豊富なユニットが戦略を生み出す

目次

1.【どんなゲーム?】
2.【どんな人におすすめ?】
3.【進め方のヒント!
4.【ゲームを終えて、考えたこと】

【どんなゲーム?】

全年齢向けでかわいくて急がずじっくり考えられるターン制ストラテジを探してる?それならタイニーメタルしかないでしょう。この作品はカジュアルポップなビジュアルで奥深い戦略が特徴のターン制ストラテジです。

ユニットは大きく分類すると歩兵・車両・メタル・ブリッツメカ・航空ユニットの5種類となりますが、そこからさらに役割が細分化された15以上の様々なユニットが奥深い戦略を産み出しています。

例えば歩兵ユニットなら、都市の占領に向いた「ライフルマン」、車両攻撃に有利な「ランサー」、歩兵攻撃に有利な「スナイパー」などなど。

車両ユニットならば、歩兵に強い「スカウト」、攻撃と防御に優れた「メタル」、対地対空をこなせる「ストライカー」、歩兵輸送と補給ができる「アーケロン」などなど。

と、ほかにも書き出すと一つの攻略サイトになってしまうくらいたくさんのユニットが存在します。ゲーム内で閲覧できる「メタルペディア」で細かいルールや地形、ユニットの解説を見ることも可能です。

このゲームがおもしろいのは、ただ単にユニットを移動させて敵を攻撃するだけじゃなく、マップ上の施設を占領して資金を増やしたりユニットを生産したりして、軍を増強する要素があるからなんです。むしろそれをしないと勝てません。

目の前の敵に気を取られてしまってはいけません。カジュアルポップに見えるこの作品は、リアルタイムストラテジやCivillizationシリーズのような「大局を見て小局をこなす」広い視野と先を見通した戦略が求めらます。

この後、【進め方のヒント!】で触れますが敵を倒すことよりも味方軍全体を見渡して戦いを勝ち抜くためのユニットを生産しなければなりません。戦局に応じてどのユニットを生産すべきかプレイヤーの判断が試されます!

【どんな人におすすめ?】

100パーセントストラテジ要素で出来上がっている作品なので、当然アクション要素はありません。1つのステージに40分以上かかることもよくあるので、もちろん中断セーブできますが、少しばかりの根気がいるかもしれません。

また、ストーリーにも力を入れていて有名な声優さんによるフルボイスなので物語として楽しむこともできます。

ステージによっては開始時にユニットが一切なく、ゼロから自分で戦略を立ててユニットを生産していくステージもあるので、その点では自由度が高い作品とも言えそうですね。

【進め方のヒント!】

ここからはゲームの要素に触れながら攻略のヒントを解説していきます。もちろんネタバレはありません。

最弱で最強のライフルマン!

このゲームが単純なストラテジでない理由は、敵ユニットを破壊するよりも、マップ上に存在する施設を活用することで優位に戦闘を進めるシステムにあります。そのためのカギとなるコマンド「占領」が勝負の決め手といっても過言ではありません!

資金は毎ターン手に入りますがより強力なユニットの生産には多くの資金が必要で、入手資金を増やすためには「都市」と「工場」を占領する必要があります。占領は歩兵ユニットでなければできないので、アーケロンの歩兵輸送を活用するのも戦略の一つです。

占領はユニットに設定されている「人数」が多いほど早く占領することができます。ライフルマンは人数が最も多く、しかも生産コストが最も低いので大量生産すればより多くの都市を占領しやすくなります。

敵も同様に施設を占領してくるので、相手よりも先に施設を占領することが戦いを有利に進める方法となるでしょう。ライフルマンは戦闘力が低いですけど戦局をひっくり返す力を秘めているので侮っちゃあいけません。

さらにステージ開始時にリーダーをヴォルフラムにすれば歩兵ユニットが移動+1になるのでおすすめです。

強くなったユニットは大切に!

バトルに参加したユニットは経験値が貯まってランクアップして攻撃力と防御力が上がります。より戦闘が有利になっていくので5ランクくらい上がったユニットは破壊されないよう適宜都市や工場に戻って回復しましょう。

ちなみに通常のユニットはステージクリアするとすべてランクがリセットされます。

ヒーローユニットは積極的にランクアップさせよう!

この作品で唯一、ゲームを通してランクアップが受け継がれるのが特定の施設で呼び出せるヒーローユニットです。なのでヒーローユニットは積極的に戦闘に参加させてランクアップさせていきましょう。

しかもヒーローユニットはマップ上で見えているマスならどこでも呼び出せるので前線の戦力補充にも使えます。

ヒーローユニットは破壊されてもそのバトルでの経験値が無くなるだけなのでゲーム進行の致命傷になることはありません。

ステージのチャレンジはほどほどで十分

ステージ毎に設定されているチャレンジはおまけ要素(BGMやスカーミッシュマップ)の購入に使うウォレットが手に入るだけで、達成してもバトルが有利になるわけじゃないので無視しても良いと思います。

人海戦術チャレンジとかやってると時間ばっかりかかるので正直お勧めしませんね。ちなみに全体マップでキラキラしているはエンターかスペースを押すと同じくおまけ要素をゲットできます。

【ゲームを終えて、考えたこと】

最近のインディーズゲームのストラテジといえばカードゲームが多いですけど、本作のようなある意味伝統的なストラテジはかえって新鮮な感じでした。

このゲームはどんな作品に近いだろう?スパロボ?ファイアーエムブレム?ミリタリーという点ではフロントミッション?

ターン制で対戦しながら資金を稼いだりユニットを生産したり…目の前の敵よりも全体の戦況を見る…ユニットがランクアップしてもリセットされる……そうか!

――最も近いゲーム、それは「将棋」かもしれない!

将棋もターン制だし目の前の駒よりも玉を取るために将棋盤全体に目を向けなければいけない。役割が明確な駒が揃ってプレイヤー(棋士)に腕によって様々な戦略が展開される。そして将棋にも「成る」っていうランクアップがあるじゃないか!

まぁもちろん将棋には資金を稼ぐという要素はないですけど、取った駒を味方の駒として使えるはある意味生産に近い要素かもしれませんね。

考えてみればマス目の上でユニットを動かすターン制ストラテジはすべて将棋やチェスといったアナログなボードゲームに源流があるんでしょうね。温故知新です。たまにはモニターから離れてボードゲームもいいかもしれません。

締めくくりがまるでボードゲームを推しているかのようになってしまいましたが、カジュアルなキャラデザで奥深い戦略性、そして2,000円以下というリーズナブルな価格で長く遊べるボリュームがあるのでおススメです!

muramasa

2,000円以下でも深い味わいのある作品を紹介しています!ブログ「ゲームはリビングで。」を見て新たな作品と出会えるように更新していきます!

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